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言霊謎解きの部屋☆ 言29(神奈備山(かんなびやま)) [趣味・カルチャー]

                                                                                                                        「若菜イラスト」.JPG

  

神の鎮まる山。


蛇がとぐろを巻いた形の丘。松、檜、杉、樫、椎、樟(くすのき)榊などに覆われた常磐木の森。神社の森、鎮守の森はそれですが、この奈良県明日香村の神奈備山も、古代では神が鎮まる山として、かなり大事にされてきたところです。


飛鳥の大事な儀式の場であった欟(つき)の木広場に近く、飛鳥寺の近くにあったのが、よく知られている甘橿岡(あまかしのおか)ですが、ここが神奈備山でした。


この神奈備山というのは、ほとんどの場合、松、檜、樫、椎、樟(くすのき)、榊などの樹木に覆われた常緑樹の森が備わっていたのですが、いわゆる神社や、鎮守の森などはこの類のものです。しかし昨今は、都会はもちろんのこと地方でも開発が進められた結果、森を失った神社がかなり存在しています。鎮守の森のような元日本の風景である姿が失われていくようで、大変残念でなりません。


ところでこの神奈備山が、きわめて大事であったことを表わした事件が古代にはありました。飛鳥時代に、蘇我馬子、蝦夷、入鹿という権勢を誇った一族がいましたが、この中で入鹿は、伝統を重んじる父の反対も押し切って、この大事な神の山である甘橿岡に、大変豪華な別邸を作ってしまったのです。


兎に角ここは神の山なのです。そんなところへ遠慮もなく邸宅を作ってしまうというようなことをしてしまうなと思いますが、それだけ蘇我一族の権力が絶対的になっていて、誰もそれを留めることができなかったということでもあるのです。


案の定、その思い上がりに怒りの火を点じてしまった若き同志たち・・・中大兄皇子が中心となった者によって、所謂大化改新の陰謀が進行していったのでした。


入鹿は暗殺。


蘇我一族はこれを機会にして抹殺されてしまったのでした。


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