☆閑談とちょっと気になる新言霊の部屋☆ はじめに [趣味・カルチャー]
「はじめに」
現代は作家の生み出す物語よりも、変化の激しい現実の世界に身を置いて、ありのままの姿で生きる楽しみを抱いて葛藤しています。
そんな時代にスタートさせるブログです。
これまで密かに書いてきた作品から、これが一つの方向を目指す読み物になるのではないかと考えて、取り上げることにしました。
既に「おしらせ」の中で、これから書こうとすることの全容はお話してありますが、現代日本の現実と平安時代の現実とでは、かなり時間的に大きな開きはあります。しかし日本という同じ土壌で生きてきた人間たちの日常の暮らしの中の喜怒哀楽は重なり合うのです。
私は平安時代でも最も安定していたといわれる弘仁、天長・承和にわたる三十年間の暮らしの姿を閑談の素材として取り上げてみました。
その間為政を司っていたのが、たまたま古代史関係者からも評価の高い嵯峨天皇でしたが、あくまでも現実と戦う為政の資料として使わして頂くことにいたしました。
ようやく自由になる時間を獲得された熟年のみなさんに、閑談の素材となるような読み物にしたつもりです。
平安時代でも最も安定していた時代とは言っても、まったく問題がなかったわけではありません。その一つ一つの問題を、知恵と努力によって乗り越えていった、先人たちの記録の一端です。
一話一話にじっくり時間をかけて、おつき合い下さったら幸甚です。
藤川桂介
2022-06-30 18:01
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