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「落穂ひろい 16」 昨今の外出事情 [趣味・カルチャー]

 

昨今は家族がそれぞれ独立したために、いわゆる実家といわれるところには、高齢化した親だけが住んでいるというご家庭が多くなりました。隣近所が同じ家族同士でお付き合いしていた時代がなくなって、昨今では家族構成が激しく変化してきました。高齢化した方が亡くなってしまって、一人暮らしという老人が増えてきたために、ある日突然近所付き合いの方がいなくなってしまうことが多くなり、身近な環境が大きく変わりつつあります。残された人が一人きりになった高齢の方が、若者のところへ引き取られてったり、施設へ入ってしまったりすることも多くみられます。


拙宅の場合は両隣の方が、それぞれの事情で一人暮らしを解消して、長年住み慣れた土地を離れて、若い家族に引き取られたり、老人施設へ移って行きました。


 これまではちょっと数日間家を空けることがあっても,左右どちらの家の方に、留守にしますのでよろしくお願いたしますと頼んでおけば、ほとんど多くの場合心配なく外出できていたのですが、昨今はそういった関係がすっかり崩壊してしまいました。現在では住宅地の事情がすっかり変わってしまって、古くからその土地に住み続けるという家庭が少なくなり、新たな住民が移り住むようになってきました。そのためもあるのでしょう。昔の隣組という付き合いは崩壊してしまいつつあります。


 長期に外出する時なども、ネットを使って外出を、知人・友人たちに知られてしまうと、却って良くないことを考える者の標的になってしまうので、下手に家を空けることは明らかにできません。老人施設へ入ってしまったり、他県にお住いの親族のところへ引っ越してしまったりで、おつきあいのあったおとなお隣りにお願いすることもできなくなってしまいました。


 兎に角数日家を空けるということは、大変気楽にというわけには、いかなくなってしまった昨日今日の外出事情です。


 時代なのですかね。


        藤川桂介


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