「つき合い」


 最近は個人主義的な暮らしが定着してしまったためでしょうか、昔のように周囲の人との連携で共に楽しむとか、共に何かを達成すというようなことが少なくなってきているようですね。


 昔であったら、「付き合いが悪いやつだ」と言われそうです。


しかしこの付き合いというのはどういうことから起こった言葉なのでしょうね。


 実は昔流行った「連歌」「俳諧」に関係があったのです。


 この両者の五七五の前につける句とか後につける句を付け合せるのを「付合(つきあ)い」といっていたそうなんです。つまり言葉の関連性を付けることなのですが、この付け合いということがやがてレンガや、俳諧の会合を持つための寄り合いの意味になり、交際の意味になっていったようです。


 人と人との付き合いという意味を考えると、おつき合いにはそれぞれお互いに果たす役割というものがあります。


 付き合いを拒否する時代になって、さっぱりしたという人もいるかもしれませんが、人と出会っていいお付き合いを重ねることで、豊かな人生を気づかれている人々も沢山いらっしゃいます。


 もう一度「お付き合い」の原点について考えたいものですが、もう余計な神経を使うような関係にはなりたくないし、すっきりとした付き合いにしたいものだと思っていらっしゃる方もあるでしょう。


時代ですね。


お付き合いがこんなに難しいものであるということを感じたのは、はじめてのことです。