もう間もなく年越しをして、新たな年を迎えることになりますが、最近の話題といえばおせち料理のことでしょうか。


このところすっかり物価高で参りますが、そんなこともあって、江戸時代の魚などはどうだったのだろうかなどと考えました。新聞の切り抜きの中で、ドイツ人医師のシーボルトがまとめた食品リストがあるそうなのですが、魚の7割が米一升(1・5キロ)より高かったと書いてあります。特にタイ・カツオが大変だったようで、三両(一万2000文)から~一分(1000文)だったそうで、現代でいうと18万円もしたそうですが、それを粋がって食べたというのですが、現代の江戸っ子はいくら格好をつけたとしても、とてもそのような出費をするわけにもいきません。兎に角少しでも安く手に入るものを、上手に調理して食べるのではないでしょうか。時代の差ともいえるのですが、文化・文明の差によって、魚を捕まえるということでの苦労の差で、かなり高価なものでも口にすることができる現代です。江戸の庶民との差を大いに感じたものです。


 どうか来年は少しでも生きやすい時代になって貰いたいものですね。


 私は来年卒寿を迎えますので、最後の一作を書きたいと思い、密かに下準備を始めました。完成できるかどうかはまったく判りませんが、締め切りに追われることもなく、楽しみながら挑戦しようと思っているところですが、この作品だけはあくまでもひそかにいどみたいので、ブログで発表もする予定もありません。


 しかしブログからさよならするのは寂し過ぎるので、気楽な談話を書きつづけたいなと思っているところです。


 令和六年もよろしくお願いいたします。


 春頃にはいいお知らせができるといいなと思っています。


暫くは気まぐれな「落穂ひろい」を時々発表いたします。


 よい新年をお迎え下さい。


藤川桂介