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☆閑談とちょっと気になる新言霊の部屋☆ 閑29 [趣味・カルチャー]

  「裏書」


 私もあまり経験があるわけではありませんが、ある時期に経験したことがあります。「手形」や「証券」などを他人に譲渡する場合に、裏書というものが必要になることがありました。


 裏面にサインをするところがあるので、その通りだと思います。


 ところがこの裏書というのは、裏に書かなくてもいいのだそうです。つまり時には表に書いても裏書なのだそうです。


 実はこの裏書というものは、平安時代から始まったといわれているのです。


コピー機もなければ印刷技術もない時代のことです。書物は筆で書き写さなくては副本というものは出来なかったのです。その為にいい加減なものが氾濫する事にもなってしまったというのです。


 そこで、誰がその本を筆写したかをきちんと記して、間違いなく本物であることを証明する習慣が出来たというのです。この署名が裏書の始まりのようです。


 これが鎌倉時代になると、巻物の裏に文句と月日そして、あて名を書き、裏に署名したものを裏書と呼ぶようになったようです。要するに裏書というのは、裏付けた保証という意味なのです。


 これが明治になって法律に定められるようになり、手形、証券などの信用を保証するために、使われるようになったのでした。


 


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