☆閑談とちょっと気になる新言霊の部屋☆ 言30 [趣味・カルチャー]
「高みの見物」
自分には関係がないという場合に、よくこんな言葉を聞くことがあります。何か騒動が起こっている最中ですが、「私は高みの見物だよ」と落ち着いて騒動の鎮まるのを見つめている人を見たりします。
政治の世界などでは、絶えずこんなことがありますね。
「保守派と革新派の主導権争いが山場へ差し掛かっているけど、もともと私は中立派だから、高みの見物だよ」
如何にもその人は、如何にも高いところから見ているという風に聞こえるのですが、この「高見」の「見」は当て字なのだそうで、「白い」というのを「白さ」とか「厚い」を「厚さ」と言ったり、「深い」を「深み」という風に形容詞に「さ」とか「み」をつけて名詞の方たちを取ることがあるそうで、「高見」は本来「高み」であって、高いこと、高い所の意味なのです。
つまりあの常套句は「私は高いとこるにいるので、騒ぎ儀巻き込まれないでどう落ち着くかを静観しています」というようなことになるのです。
なかなか厄介なのが日本語ですね。
これを使えば「甘味」「苦味」「辛味」の「味」は当て字で形容詞に接尾語の「み」がついているので「甘味」といって「味」が付いているのは当て字なのですね。
もう一度文法を勉強しなくてはと思ったりします。
2023-07-02 14:34
nice!(0)
コメント(1)
藤川桂介先生、子供の頃からだいたい好きな作品の脚本を手掛けていらしたあの藤川先生ですか?!とこのブログ今見つけて(直接のきっかけは夏休み限定でYoutubeで公開されている手塚治虫先生の『プライムローズ』から飛んで来ました!ダンクーガなども好きでした)その藤川先生が作品ではなく紡がれる文章を今リアルタイムで読める喜びで眠さ吹っ飛びました。
本当に嬉しくて嬉しくて!アニメーションや図書館分類で900番台から離れて久しくなったここ20年ほどですが今からすべての記事読みついで行こうと思います。ありがとうございます
by 梨華 (2023-08-25 02:45)