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☆閑談とちょっと気になる新言霊の部屋☆ 言18 [趣味・カルチャー]

          

「冬至余談」


新しく太陽が甦る日として重要視されている日が冬至の日です。この日を境にして日が伸びたり短くなったりするのを知った人間は、この日を境にして日脚が伸び出すこともあって、どうも夏至よりもこちらの方を大事にする傾向がありますね。


日本はもちろんですが、世界各地でも、その日のためのいろいろな行事が行われたりしますが、日本では柚子湯につかって体を温めるようなことが、日常的に行われていますが、日あしの伸びるこの日を年の始まりと考えた結果、冬の最中にお正月を迎えることになりました。欧米諸国が孤陽当たりをクリスマスの行事の始まりにしているのはそのためなのでしょう。


にほんでもブラ里などでは神の子が村の中を巡るという行事を行うところが大分あるように思いますので、クリスマスのような行事はすべて外国からの輸入品ということでもなさそうです。


昔から言われる言葉の中に、「冬至冬なか冬はじめ」というのがあるようですが、暦の上で冬至は立冬から立春の丁度真ん中にあたるのですが、実際は寒さの厳しくなり出すのが,冬至の頃からだという意味でしょう。


一月一日から二月十日までは最低気温が氷点下になったりしますが、こうした寒さが新年の始まりとなるのは古代人の太陽信仰の名残だということになりますね。


余談になりますが、日本の神社ではこの当時の日に「一陽来復(いちようらいふく)」というお札を出すところがかなりありますが、こうした事のためだと思います。


平安時代では桓武天皇(かんむてんのう)がこの当時の日でも朔旦冬至(さくたんとうじ)といって、ほぼ十九年に一回巡って来る十一月一日の冬至を大変大事にしていたという記録があるのです。


これからいよいよ一年が始まるのだという新鮮な気持ちになって正月を迎えたのでしょうね。


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