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☆閑談とちょっと気になる新言霊の部屋☆ 言20 [趣味・カルチャー]

「シュンのもの」

「目に青葉山ホトトギス初ガツオ」

季節が来ると必ずと言っていいほど目に入るキャッチフレーズです。

昔から初ものを食べると七十五日は長生きするということが言われていましたが、江戸の町民たちは無理をして、高いのを承知の上でカツオの走りを賞味したらしいようですね。

カツオに限らず、魚、野菜、果物などは、それぞれ出回る時期がありますが、その時は確かにおいしいものです。この「シュン」という言葉の語源を辿るると、「旬」だといわれています。この意味を調べると。「十日」ということになるそうです。つまり「時期」とか「時」という意味もあるようです。しかし最近はいつが旬なのかがはっきり判らなくなってしまっているものも多くなってきていますね。

その代表は「イチゴ」です。本来は夏が近づく頃のものでしたが、今では一年中お店に出ています。

食べ物で季節の変化を知らされていた現代人・・・特に都会の人も次第に季節感がなくなってしまったのでしょうか。

 一寸寂しい気がしないわけではありません。

 科学の進化で、次第に便利であることの恩恵にはあずかっているのですが、その分次第に季節の変わっていく時の、自然が微妙に移り変わっていく姿を楽しめるという感性を、失いつつあるのではないかと思うのです。

 「シュン」という感性を大事にしていきたいと思います。


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