SSブログ

☆閑談とちょっと気になる新言霊の部屋☆ 閑30 [趣味・カルチャー]

「浮足立つ」

なにかそわそわとして、落ち着かない状態を「浮足立つ」といいますが、そんなことはよくあるのではありませんか。特に憧れの人と会えると判った日などがそうで、何か今にも飛び立って生きそうな受胎になったりします。

こんな状態になった話が、日本の歴史の中にないかとさがしていたら、やっぱりありました。典型的な例として有名な「浮足立つ」話が残っています。

治承四年十月・・・1180年にあった源平合戦の時のことです。

平家の東征軍と源氏の頼朝・武田信義連合軍が、富士川を挟んで対峙した時のことです。勢力はほぼ互角といわれていたのですが、その頃平家側はその地盤である西日本が飢饉で苦しんでいたり、京都を出発する時に、幹部クラスの将軍同志が喧嘩してしまったりして、軍の士気は落ちてしまっていましたし、どうも軍の士気は浮足立っていたのです。そんなところに、水鳥が一斉に飛び立つ音にびっくりして、兵士たちはわれ先に逃げ出してしてしまったりしてしまいました。それが有名な富士川の合戦でした。

そんなことから、水泳で足を浮かせて泳ぐテクニックが浮足立つ感じがあるとも言いますし、相撲では爪先立って勝負する時などに浮足立つ感じを活かした技があったりしますが、通常はあまりご縁のない世界・・・つまり証券界でも株の取り引き相場の値が不安定であることを「浮足」というようになった様ですね。

いいことで「浮足立つ」のはいいのですが、よくないことでこんな状態になるのだけは避けたいものです。


nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。