SSブログ

☆閑談とちょっと気になる新言霊の部屋☆ 閑32 [趣味・カルチャー]

 「太陽暦」

 現在我々が使っている暦は、太陽暦というものだということは、ほとんどの方が承知していらっしゃると思いますが、これと対照的な暦も存在しているということはご存知でしょうか。こちらは太陰暦といって、月の満ち欠けの周期を使った暦ですが、農業関係の方は、現代でも旧暦という太陽暦とは対照的な暦に従って、農作業を進めていらっしゃる方々はかなり多いのではないでしょうか。

しかし今回は太陽暦の紹介をしたいと思います。

 作られたのは享和年間(1801-2年)でしたが、中井利権履軒(いりけんりけん)山片蟠桃(やまかたばんとう)たちが立春を年始めとする暦を作ったのですが、問題にされませんでした。長いこと太陰暦を使ってきた日本が、太陽暦に改めたのは明治六年からのことでした。明治五年十一月に「朕思うに・・・」で始まる時代がかった調子で始まる証書で改暦のことが発表され、同年の十二月三日が明治六年一月一日と切り替えられました。

 いきなり暦がかわったので、月給をどう払おうかと困ったということが言われていますね。何よりも影響が大きかったのは年中行事だったようです。兎に角今でも旧正月の風習が残っているようで、時刻の呼び方が午前○○時、午後〇〇時となったのもこの改暦の時からでした。

 

 こういうことでも暮らしの風習は変わっていくものですね。

 


nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。