SSブログ

☆閑談とちょっと気になる新言霊の部屋☆ 言24 [趣味・カルチャー]

「てるてる坊主」

 季節がそろそろ本格的に夏になる頃ですが、その前にどうしても避けて通れないのが梅雨の季節です。今日は久しぶりに裏通りを歩いている時に見つけた、珍しいものについて書くことにしました。

私が小学校に通っていた頃は、遠足や運動会がある時などは、その前の晩になるとテルテル坊主を作って、家の軒先にぶら下げて翌日の晴天を祈ったものですが、21世紀の現代ではどうでしょうか。

都会の住宅地でもあまりテルテル坊主の姿を見ることはなくなってしまいました。

調べてみると中国ではサオチンニャン・・・掃晴娘という人形を作って軒につるして、お天気になるようにと祈ったようです。紅と緑の着物を着せて箒を持たせた人形だそうですが、これがいつごろからか日本に伝わって、テルテル坊主になったといいます。

平安時代の日記文学として知られる、藤原道綱の母の書いた「蜻蛉(かげろう)日記」というものがありますが、五月四日に参詣するのを前にして、同行している侍女でしょうか、彼女は女神・・・ひな人形に新しい着物を三つも縫って着せ替えてやり、翌日の晴天を祈ったことが書いてあったりします。余談になりますが、まだこの頃では雛祭りは三月の風習とはなっていなかったのだそうですね。

本題に戻りますが、いわゆる通称てるてる坊主と言われているものには、本来「てれてれ法師」とか「てるてる法師」「てりてり法師」等とも呼ばれていたということが言われているようで、もしそれをやって効果があった時には、墨で人形に目を書き入れてお神酒を備えた後で川へ流したということです。

思わず少年時代を思い出したので、いろいろと調べてみました。

兎に角スポーツも行楽も活発になっていく季節になりますが、コロナ・オミクロンに対する用心だけは、しっかりと忘れないで欲しいと思います。


nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。